『食戟のソーマ』に出てきた「鰆のポアレ」を食べきた | 京都 北野天満宮東門前にあるフレンチレストラン RACINE (ラシーヌ) での「おまかせランチ」を堪能

はじめに

『食戟のソーマ』に出てきた料理を4品再現してきました。実は、「化けるふりかけ」(こちら)と「豚肉のニンニク蜂蜜漬け」(こちら)の間に、もう一つ再現したメニューが有りました。

それは、シーズン1の第五話「氷の女王と春の嵐」に出てきた「鰆のポワレ」です。
実際に作ったのが、こちら。

こちら、アニメとYoutubeの動画を見ながら作ったのですが、そもそも正解の焼き加減がわからないので、過程は同じであれ、正しいのか?と思っていました。
そんなこと、考えている内に「豚肉のニンニク蜂蜜漬け」を作ってしまったのでお蔵入りになっていたものです。
ちなみにアニメでは、これです。

公式より引用させていただきました

夜に出された一品だったので、少し分かりづらいですよね。
もっと見ましょう。
これです。

公式より引用させていただきました

鰆のポアレ

作中では、まずジビエ料理が得意な吉野 悠姫(よしの ゆき)が食べた直後に「鰆の身がジューシーで皮のザクザク感〜。」と言って、次に発酵料理が得意な榊 涼子 (さかき りょうこ)が「ただ炙っただけじゃ、この歯ごたえは出ない。」と言っとります。

そんで、私の焼いた鰆は、皮はザクザクではなくサクサク。
身は、すごい柔らかくて歯ごたえ無かったです。

なので、違う。
失敗しているのです。

正解を食べてから、再びリベンジしようと思っていたのが2020年12月25日。
インスタ確認しました。
クリスマスに何してんだか。

疲労が重なり外食決行

まぁ、先のことを頭の片隅においておきながら、いずれ機会があれば正解を食してみたいと思っていました。
私、このhiromasahonda.com以外にもサイトを運営しているのですが、年末年始からの疲れが昨日ドッと来ました。
こういうの唐突に来ますよね。
マジで疲れたと。
そんなわけで、ソーシャルディスタンスを維持し、かつゆっくりと食事を楽しめるお店を京都府内でカタカタと検索し始めました。
久々の外食だし、値段高いとこにしようと。
正直、自炊率が上がり外食に使う一ヶ月辺りの金額が半分以下どころか1/3になってしまったので、1食に対して1万円いっても良いと思っていました。
それぐらい、疲労も重なっていたのです。
というわけで、色々と検索。
そしたら、美味しそうなフレンチレストランのサイトに辿り着きました。

『食戟のソーマ』に出てくる料理って、全体的にフランチベースが多いから、一度改めてフレンチを食べてみようと。

それが、本日行ってきた京都 北野天満宮東門前にあるRACCINE ( ラシーヌ )さんです。
公式サイトのメニューを見た時に、考えていた予算の半分の値段だったので一番高いMenu Suggestion (おまかせコース) にしました。

*ご注意:現在は、事前予約必須です。

コース内容は、下記の通り。
・アミューズ
・オードブル
・季節のスープ
・お魚料理
・お肉料理
・デザート

昨日の夜に電話で予約。

ここで、筆者についてなのですが、中学卒業まではヨーロッパに住んでいたので、基本的に15歳までにはヨーロッパやイギリスの美味しいものは食べ尽くしております。

ただし、当時、家族でパリに行った時に、散々な思いをした経験があり、そもそも『食戟のソーマ』を読むまでフランス料理に興味は持っていなかったです。

なので、本当最近までフランス料理のパテ、ポアレ、ルセット、アミューズ、テリーヌ、リエット等など覚える気が無かったのが正直な所です。

そもそも、日本の場合、イタリア料理とフランス料理を混在しているお店が多くて、なんかよくわからんという勝手な概念が先走っているというのもあります。

-筆者の散々な思い出 in PARIS-
・日本から来ている日本人旅行者の品が無いから、こっちもフランス人から同じ目で見られる / 対応される。

(例)
ブランド物のブティックでフランス人の店員に対して日本語を一方的に話すオッサン / 路上で座り込む大学生集団

・両親がホテルのロビーで喧嘩
・年末年始だったため、店がどこもやっておらず、腹をすかしてホテルのキッチンからパンを譲ってもらうハメに
・年末年始だったため、どこ行っても移民が酔っ払っている
・フランス人が英語話さない

これ、たしか1999年頃の話です。
日曜とかに店がやっていないのはドイツでは普通なのですが、とにかく旅行をしていて一瞬でもひもじい思いをしたのが情けなく、それ以来あんまフランス好きじゃないんですよ。

また、父は完全にイタリア料理派で、フィレンツェ、ナポリ、ボローニャ、ミラノ、ローマと色々な街のレストランに連れて行ってもらったというのもあり、フランス料理を食べる機会が人生の中で無いに等しかったのです。

ちなみに、この旅行の夫婦喧嘩以来、父もフランスには良い思い出が無いので、それ以降フランスに家族全員で行くことはなくなりました。ははは。

なので、食べることは好きですが、この年になっても『食戟のソーマ』を読むまではフランス料理に興味がわかなかったです。
フランス語の調理単語の一つも知らないというか知ろうとしなかった理由、おわかりいただけましたでしょうか。

RACINE (ラシーヌ)さんへ訪店

上述の通り、とにかく美味しいものをゆっくりと食べたいという思いが強かったので、特にそれ以外考えること無くお店に訪問しました。

せっかくなので、今回食べたコース料理の全貌もお伝えします。
まず、アミューズはこちら。
豚のリエットです。

今回は、カウンター席でシェフの方とお話する事が可能でした。
今回、訪問させていただいた理由として2点。

「美味しいものが食べたい」
「漫画を読んで、改めてフレンチを食べ直したい。」

ということをお伝えし、「リエット」と説明されても分からなかったので無作法ではございますがスマホで単語の意味を調べさせていただきながらコースを食べ進めていきました。

オードブルは、こちら。

特製パテ、サーモンの瞬間燻製、フォアグラ、ピクルス、サラダ、左上のお肉は名前忘れました。
瞬間燻製というのを初めて食べましたが、噛めば噛むほど燻製の香りが口の中に広がってきます。また、フォアグラに関しては、カレー粉をベースに複数のスパイスで調合された特製スパイスがふりかかっているのですが、これが一切辛くないのです。しかし、カレーの風味が感じ取れて、フォアグラとの美味しさが際立ちます。また、パテは純粋に美味しかったですね。そして少し隠れたところに添えられている自家製のピクルスがサッパリとしていて口の中を整えてくれます。

そして季節のスープ。

今回は、聖護院大根のポタージュでした。
まろやかなのですが、サッパリとしており、非常に京都を感じさせる一品です

ここからが本題です。
スープが運ばれてきた前からキッチンで魚料理の準備が始まったのですが、なんか見たことある魚だなと・・・。
(ここのレストラン、一人だとカウンター席に座れて厨房が見れます。)

あれ鰆じゃないかなと?
せっかくだから、ちょっとスープを味わいながら見てみようと。

まず身の部分に塩を振ります。
(なるほど、ああやって振るのかと。)

そして、皮の部分から焼き始めます。
(あれ、以前にソーマにでてきたポアレと同じ手順だな。)

ちなみに、この時に筆者の頭をよぎったのは、このシーンです。

公式より引用させていただきました

火加減を見てみます。
(弱火だ…)

ジーっと見ます。
(ポアレじゃないのか?)

向きを変えずに、ひたすらに皮面部分を焼き続けています。
途中で、鰆の皮と身から出た油を捨てました。
(なるほど、あぁやって捨てたら良いのか。)

ここで、「ポアレ」確定。
おぉ、ソーマが作ったポアレが食べれる。

でも、誤解していたら嫌なので、料理が運ばれるまで黙って待っていよう。

「鰆のポアレ」がお魚料理に

料理が運ばれてきました。

「鰆のポアレとムース貝のソースでございます。」

と。

おぉ、これが一色先輩との料理勝負で出てきた本当の「鰆のポアレ」なのかと。
「鰆のポアレ」が出てくるとは全く思っていなかったので、変にテンションが上ってしまいました。

断面図はこれです。
これ、ナイフで切ったあとですのでご安心を。

実食。
たしかに、「鰆の身がジューシーで皮のザクザク感〜。」と「ただ炙っただけじゃ、この歯ごたえは出ない。」のセリフが出てきた理由が分かりました。

私が作ったのは、全然甘かったです。
なるほど、これが「ポアレ」かと。

確かにこれ、塩昆布茶入れて、御飯の上に乗っけてお茶漬けにしたら美味しいなと。
一色先輩が、こんな顔になるのも分かる。

公式より引用させていただきました

ムール貝のソースも、美味しく、ここまでの料理で、いったいどれだけの下ごしらえが必要なんだと改めて思いました。『食戟のソーマ』の作中では四宮小次郎 (しのみや こじろう)や司 瑛士(つかさ えいし)が、フランス料理が作る描写が描かれていますが、膨大な手間と時間がかかるのを痛感しました。

RACINE (ラシーヌ)さんではシェフが狩ったジビエもあります

お魚料理が予想外でしたので、ここまでで満足度がマックスに近かったのですが、この後のお肉料理はフランス産鴨肉のコンフィ。

そしてリンゴのクレープが出てきて、久しぶりにコース料理を堪能しました。

食べている時に、夕食ではジビエもあり、シェフ自らが先日キジバトを狩ってきたと話してくださりました。ジビエも、『食戟のソーマ』ではたくさん出てきますよね。幸平 VS 司 との勝負が印象的でした。もちろん、吉野ちゃんも忘れてはなりません。

というわけで、今度は夕食を食べに行こうと心に決めました。

RACINE ( ラシーヌ )さんのお店情報

-公式サイト
https://www.racine-kyoto.com/
-店舗名
RACINE (ラシーヌ)
-住所
〒602-8393
京都市上京区御前通今出川上る
鳥居前町666-12(北野天満宮東門前)
-TEL
075-467-3530
-定休日
水曜日(祝日・25日の場合は営業、翌日休業)
-Lunch
11:30-15:00 (L.O.14:00)
-Dinner
18:00~22:30 (L.O.21:30)

-ご注意-
上記は、投稿時の情報になります。
事前に公式サイトもしくはお電話にてご連絡ください。

まとめ

本日は、私の疲労回復とフランス料理を改めて知るということでRACINEさんに行きましたが大正解。心身ともに疲労回復。そして、私の心にフランス料理の技法を覚えるという知的好奇心が芽生えました。また、『鰆のポアレ』に出会えたので、これはリベンジしろということだと思っているので、近日中にリベンジしようと思います。

さて、こうなると四宮シェフや田所ちゃんが作った「野菜のテリーヌ」や司が作った鹿料理も食べてみたくなってきましたね。あと、葉山の「フライドベア」。

いやぁ、本当に『食戟のソーマ』には漫画もアニメも完結後に出会えてよかったです。アニメも漫画も一気見/観できて最高である。

関連商品

【ポイント還元版(12%)】【コミック】食戟のソーマ 1~36巻セット
おすすめの記事